外国人におすすめのギフト ~国内編~
グローバル化する社会の中で、外国人との交流も盛んになってきた現代、今後もコミュニケーションを取る機会が増えていきそうですよね!
ここでは、外国人におすすめのプチ・ギフトをご紹介したいと思います。
高価なもの、ブランド品を贈るのはNG!
まず最初に、NGなギフト選択についてお話しします。
「高価なもの」=「相手を思っている」という考えは、外国の方には通用しません。
日本では、友達同士なら3000円~5000円、家族や恋人には5000円から、2~3万、またはそれ以上など、ある程度最低限の予算の目安を立てて、相手の欲しいものをリサーチしたり、ある程度格好のつく商品をプレゼントしますよね。
しかし、外国では定番となっているお手軽なギフトを選ぶのが通常の感覚。
気持ちだけで良いところに高価なものを贈ると、逆に(どうしてこんな高価なものを?)と不審に思う方もいるくらいなのです。
デザイナーズにはやや注意?
イギリスの友人が、3年間日本で英語の教師をしていたことがあるのですが、赴任期間を終えてイギリスへ帰国する際に、生徒の何人かよりギフトを頂いたそうです。
ほとんどのギフトが、2000円〜5000円前後するものであった事に驚いたのは当然のこと、その中に、有名ブランドの定期入れ(2万円くらい)があったそうです。
「教師として仕事に努めていただけなのに、家族でもない自分よりもずっと若い女性から高価なものを頂いて、少し怖いし、頂くのは失礼だと思う。返そうと思うのだか、どう思う?」
そんな相談を受けました。
差し上げた方も子供というわけではない年齢だし、年齢差から言っても、そんなに(下心)があって渡しているわけではないと思ったので・・・
お世話になった先生に最大の感謝の気持ちを伝えるつもりで、一生懸命選んだはずなので、ありがたく頂く方が失礼に当たらないと思うよ、とアドバイスしました。
経済的に問題がなければ、日本では有り得るプレゼントかな、とも言えますしね。
本人は返したがっていましたので、結果どうしたのかは存じないのですが・・・
また、デザイナーズはイタリアやフランス、アメリカ産なども多いですよね。
特に珍しいわけではないというのもありながら、何故日本人からあえてそれらを頂くのか、不思議に思うだけでなく、ブランド品に拘るところに偏見を持たれてしまう可能性もあります。
日本文化に興味のある方へ、おすすめしたいギフト
では、今回は日本から母国へ帰国する方や、日本文化に興味のある方のお土産としてもおすすめの、和文化漂うプチ・ギフトを少しご紹介したいと思います。
一番思いが伝わるのは、やっぱりカード!
欧州現地でのギフトでも鉄板なのは、カードと花一輪のセットです。
カードは一番に思いが伝わるものであり、もらった方も大変嬉しいものです。
花の場合は、持ち運びの問題や、母国に帰国される方に贈るには、逆に相手が困ってしまう可能性もありますので、カードだけでOKです。
イギリス人は、頂いたクリスマスカードを棚の上や机の上に沢山並べて飾る人も多いです。
和紙を使ったものや、日本独自のデザインや景色がモチーフになったカードを選べば、喜んで飾ってもらえているかもしれません。
ネット社会の現代でも、手書きのカードは喜ばれます。
SMSやメールで送る言葉を、あえてカードで渡してみましょう!
万能に使える「がま口」
和の小物も人気です。
和の雑貨屋、箸や和食器、お香、草履や着物、甚兵衛などなど・・・
プレゼントして喜ばれそうなものは沢山ありますよね!
その中でも、一番使えて、喜ばれるのが「がま口」です。
イギリスで、立派な財布や長財布を持ち歩いている人は富裕層以外にはあまり見たことがなく、一般的には、パスケースや小銭入れなどの簡易的な財布を持ち歩いている方がほとんど。
防犯の意味でも、目立ちすぎないものがいいんですよね!
小銭だけをポケットに直接入れている方も時々いるので、ちょっとした小銭入れって重宝します。
がま口をモチーフにした小銭入れが売られているのを、たまに海外でも見ることがありますが、大抵が、大ぶりなもの。
小ぶりで収納もしやすい、小さながま口は重宝します。
大ぶりのがま口でも、ちりめんなどの和風な素材や柄は珍しいですし、小物入れとしてや、女性にとってはメイクポーチがわりにも使えますよね。
真っ先に選んで間違いなしのギフトです。
日本ならではの文化「印鑑」
オリジナリティーの高さでおすすめなのが「印鑑」です。
印鑑は日本文化ですので、外国人も珍しいと思うだけでなく、自身の名前の印鑑にはオリジナル製品としての価値を感じてくれるので、かなり喜ばれますよ!
最近では、横文字でオーダーできる印鑑屋さんも多いですし、カタカナや平仮名なら尚よし。
漢字の流行もあるので、漢字で名前を考えてあげるのも喜ばれるかもしれませんが、その辺は相手との関係性によります。安易に当て字をつけるのは考えた方がいいです。
また、値段は抑えて選びましょう。
材質をこだわって高価な印鑑を購入しても、見た目が小ぶりなのもあり、その辺の価値はわかってはくれないかもしれません。(笑)
ですが、その小ぶりさが、相手も気軽に受け入れやすいギフトでもあり、名前を掘ってあるというオリジナリティーの部分で「自分のことを考えて選んでくれた」という気持ちが伝わります。
おすすめのギフトです!
アニメ・キャラクターグッズ
日本といえばアニメ文化です。
アニメの話題で普段から盛り上がっている友人同士であれば、相手の好きなアニメキャラクターのグッズは当然ながら喜ばれるので、ギフト候補にも上がっていると思います。
しかし、日本のキャラクターの隠れファンは、想像以上に多いです。
サンリオキャラクターに喜ばない人はいません。
女性であればどのキャラクターでも間違いなし!
男性には控え目でさりげないプリントアウトのものを。
ペンやフェイスタオルなど、さりげなく使えて、持ち運びしやすいものがベターです。
女子のマストアイテム
若い世代の女性に圧倒的な人気を誇るのが、セーラームーンのキャラクターグッズ。
ディズニーのプリンセスキャラクター並みに、人気です。
コンパクトやリップクリームなど、コスメ商品にも登場しているので、そう言ったものを探すとユニークで喜ばれますよね!
「期間限定」で、アニメキャラクターがプリントされたコスメ商品もあり、ドラッグストアーなどで気軽に購入できるのも魅力です。
高級品なら、炊飯器!
以前、友人に「日本土産、何が欲しい?」と聞いたら、「炊飯器!」と言われて断ったことがあります。(笑)
ライスクッカーは、やはり日本が本場。
プラグや電圧の問題のほか、渡航する場合の持ち運びなどの問題があるので、かなり難しいギフトでもあるのですが、そこをクリアーできれば、どんな相手にも本当に喜ばれるもののひとつ。
家庭に一台は、ちゃんとした炊飯器があったらいいな・・・と思っている外国人、結構多いですからね!
ブランド品をプレゼントするくらいなら、炊飯器をあげた方がよほど喜ばれますよ。
まとめ
今回は、お手軽にプレゼントできるおすすめ商品や、お手軽ではないけども欲しがっている人が多い「炊飯器」など、喜ばれるギフトの一例をご紹介しました。
もっとお手軽なお土産は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
最後までお読み頂きありがとうございます。