こんにちは。
前回のブログに続き、海外旅行で「プラスアルファ」として持参したい物について更新します。
このブログの前回トピックは、以下のリンクからご覧ください。^^
[イギリス] 海外旅行でプラスアルファで持参したい物① 持っておくと便利かも?100均ビーサンはユースホステル宿泊必需品!
「旅慣れ」を極めるならこんなモノの持参もおすすめ!プラスアルファで『南京錠』を持って行こう。
海外旅行慣れしている人、特にバックパッカーさんなどいろんな国を渡り歩くような方なら自然と持参していると思います。
持ってると安心、それが「南京錠」です。
ここでは、具体的にどんな南京錠を持っていくのか、どういうシーンで使うのかということをご紹介したいと思います。
あると安心「南京錠」!できれば、大・小の両方サイズあればベスト
個人的には絶対に持参することをおすすめしたいのが「南京錠」です。
用途は万一のセキュリティ対策です。
「大袈裟!」って思う人もいるかもしれませんし、確実に使うケースがあるというわけではないモノではありますが・・・
あくまで「旅慣れを極める」プラスアルファの持参物のご紹介ですので、ちょっぴり参考程度にしていただければと思います。
もちろん私自身の体験で「助かった!」と何度か感じたことがあるからこそ、お題にしています。
それでは、どういう場面で使うのか、使えそうな場所やシチュエーションをご紹介します。
宿泊施設のロッカー
南京錠といえばロッカーの鍵というイメージですよね。
ということで、まずは宿泊施設のロッカーです。
通常のホテルでは、セキュリティーボックスはあれど、ロッカーを置いてることはありません。個室ですから当然です。
ですので、大半の方は宿泊施設のロッカーの事を考えて用意する必要ありません。^^;
重宝する(かもしれない)のは、いわゆる安宿タイプの共同宿です。
ユースホステルやドミトリータイプの宿舎。
学生寮のホリデー貸し出しなど共同部屋を使用するタイプの宿舎など。
わかりやすい判断基準は、複数人で共有するスペース(シャワーなど)がある施設に泊まるなら、念の為に南京錠を持参した方がいいです。
他の旅行客と部屋を共有するタイプの宿には、ベッドの数分、備え付けのロッカーがあるところがほとんどです。
そのロッカーには、いちいちスーツケースを開いて出し入れしたくないようなもの、例えばアメニティ類だとか普段使いのバッグ、シャワー等で不在にする際にスマホ等貴重品を一時的に入れておくなどかなり活用します。
ロッカーの大きさは宿によりきり。
ちょっとした物を入れる程度のロッカーがほとんどですが、時々、中型スーツケースくらいなら丸ごと入れられるのでは?というくらいの大きめロッカーが備えてあるところや、上着などをハンガーで掛けることができる縦長タイプのロッカーを備えているところもあります。
ロッカーの場所は指定されてるわけではなく、自身がその宿に入室した際に空いてるところを使います。
でも、ここで疑問に感じることがあると思います。
そもそも、ロッカーなら鍵ついてるよね?南京錠って必要?
日本の常識で言えば、鍵かけタイプのロッカーには個別に鍵がついてるのは当たり前です。
宿泊施設やスポーツクラブ等で入館時にロッカーの鍵を渡してくれたりなど、利用者個人に向けて場所を振り分けてもらえたりもしますよね。
しかし、当たり前ではないのが「海外旅行のあるある」です。
ロッカーはあるんだけど鍵がない!というケース。たまにあるんです。(笑)
ロッカーに鍵が備えてあるのかどうか。実は、ここまでは予約サイトの情報でもわからないことも多いんです。
「ロッカーの有無」については、情報掲載されています。しかし、鍵の有無まではなんとも・・なんですよね。
時々、レビュアーが「ロッカーに鍵がなかった」と書いてくれてる時もありますよ。そうでない場合は見分けは難しいです。
また、到着してみたら鍵なしロッカーだった=悪いユースホステルというわけではないんです。
鍵を無くしてしまったり、そのまま返さず持って帰られたり・・なんてことがないよう、鍵を受付で販売し各自任意購入してもらったり、持参したものを使ってもらうような形にしている宿は多いです。
ちょっと話し飛びますが、イギリスの音楽練習スタジオにはドラムがないのが普通。まれにドラムが置いてあるスタジオがあってもシンバルはありません。なぜかというとすぐに盗まれるから。
ドラマーさんはドラム一式、最低でもシンバルは常に持参する必要があります。
譜面台も備えつけてないところがほとんど。
備え付けの設備が盗まれてしまったり、悪気の有無に関わらず、持っていっちゃったりとか普通にあるので、ロッカーに鍵がないことに違和感を持つ人もあまりいません。自分で準備するか、つけないで行くか!と思うだけのこと。
前述したように、フロントで南京錠を売ってる場合が多いので、要は現地で買えばいいんですけども。これが微妙に無駄なコストなんですよ・・・
わかりやすく日本円の感覚で例を出すと、数百円くらいで簡易的な鍵を売っているのではなく、1000~1500円を超える額で売ってるイメージです。
旅先では微妙にケチりたい額ですので、持参しておけばよかったかなあ、なんて思ってしまいます。笑
あと、そういう場で売られてるのは、価格にそこそこ見合うような頑丈で大きなものがほとんどです。イメージ的には倉庫や厳重にチェーンがかけられてるところに使われるような、ザ・南京錠!といった感じのもの。
セキュリティー的には頑丈な方が安心に決まってます。しかし、頑丈で大きな南京錠って、とにかく重い。
微妙に荷物になるんですよね。本当に微妙・・ですが。
もちろん、鍵をかけずにロッカー使用しても構いません。
周りのヨーロピアンたちは普通に鍵なしでロッカーにぶっ込んでいますね。
ですが、盗まれない保証はありません。
サイズ違いの南京錠を持参しておくのがおすすめな理由
南京錠のサイズは、最低でも大と小の2サイズを持参することをお勧めします。
ロッカーの鍵穴サイズは、実際にその場に行かないとわからないもの。
南京錠の輪っか部分が小さすぎてサイズが合わないとか、長さが足りないとか。
逆に太すぎて南京錠をかける穴に入らないとか。そういうこともあるんです。
なので、細めの鍵穴に通せるような「金具部分が細めの南京錠」、幅がある鍵穴にも通せるような「大きさに余裕がある南京錠や頑丈そうなもの」。最低でもこの2つがあれば大抵のロッカーは網羅できます。
鍵穴に通す金具の部分は長めがいいです。短すぎると長さが足りず鍵穴自体に通せないってこともあります。
「長め」のイメージは、この頁のサムネの鍵がわかりやすいかもしれませんね。
ここまで準備すると、本当に複数宿を渡るバックパッカー向け?南京錠フェチかよ、って話しになってしまいますね。^^;
ちなみに私が安宿を渡り歩いていた頃は、南京錠のサイズ違いを3個くらいは余裕で持ち歩いてました。フェチではありません。(笑)
南京錠が使える場所その② ロック機能がないバッグ類に。
海外旅行中に使うバッグは、ファスナー付きが鉄則です。
できれば、両脇からダブルファスナーで閉じる形が理想です。
リュックはバックパッカーじゃない限りは持たない、つまり観光時の日常遣いに持つには無防備なのでお勧めしません。
口の空いたトートバッグなども危険。
ファスナーが付いていればポシェットでもA4サイズトートでもいいので、できれば持ち手を肩にかけることができ、更に自分の体の正面にグッとバッグ本体を持ってきて押さえるような感じで持てるようなバッグが理想。
推測の通りに、スリに狙われないよう、隙を見せないバッグを持つということです。
ここからさらに、セキュリティーアップさせる方法があります。
そこで、小さめサイズの南京錠です。(笑)
ファスナーの持ち手部分に南京錠をかける
ファスナーを両側から持ち上げて閉じるようなタイプのバッグがおすすめなのは、ファスナーの持ち手部分に隙間がありますよね、そこに南京錠を引っかけておいたり、2つのファスナー持ち手を合わせて南京錠を引っ掛ければ簡易ロックの出来上がり。
ファスナーの持ち手の隙間があまりに小さく南京錠が通らない場合は、二重リングを通しておき、南京錠をかける時は二重リングに引っ掛ければいいんです。
これ、バッグをその辺に置いてる時に中身を盗まれないから・・という理由ではありません。
バッグ丸ごと取られちゃったらアウトですので、バッグは肌身離さず持っていなければなりません。
ファスナーがついてるから万全というわけではなく、スリは、ファスナーがかかっていようと巧妙に開けて中身を盗むこともあります。
そのために体の正面側にバッグ本体をぐっと持って抱えていた方が、より安全ということではありますが・・
治安の悪そうな場所や、混雑している場所だとやっぱり不安ですよね。
ファスナー自体をロックで閉じ、容易に開けれないようにしていれば、スリも時間をかけるわけにはいかないので諦めざるを得ません。
もちろんナイフ等でバッグを裂かれたらどうしようもありませんが、そこまでされる時はどうしようもないですよね。汗
手持ちのバッグをロックしてたら、支払い時だとかスマホを取り出したい時など手間ではあるんですけども、会計時以外は開けないくらいの勢いでロックしておくと、少しだけ移動中の安心感は保てます。
もちろん、何事も絶対とは言えないので「少しだけの安心感UP」ということです。
鬱陶しいくらいでも鍵はかけておくに越したことはありません。
楽器ケースや荷物の固定時などに、チェーン式の鍵が使える!
南京錠ではありませんが、鍵つながりでおすすめロックをひとつ。
たまにヨーロッパの音楽イベントなどに行くと、控え室が、ある程度の人数ごとにミュージシャンやスタッフの荷物や楽器ケースをまとめてぶっ込む用のテントで終わり、なんて時があるんですよ。
あるいは、控え室は個室で用意されてるけど鍵がない、とか。
日本だと全く気にならないのですが、海外の地だとちょっと怖いですよね。
やはり、ロッカーなどがあれば鍵をかけておきたいし、なければ、せめてバッグ類に気持ち程度は鍵をかけて、貴重品は持ち歩くしかありません。
ここでおすすめなのが、チェーンや輪っかタイプの鍵です。
自転車の鍵を思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
楽器などを持ち歩く方って、楽器のケースそのものには鍵がついていても、やはりケース丸ごと取られちゃう心配ってついて回るんじゃないかなって思います。
例えば、イベント時でスーツケースや機材ケース、楽器ケースなど結構な荷物がある時。
それらの荷物を全部、ひとつのチェーンや輪っかの鍵でまとめてロックしておけば、少し安心です。
3つも4つも荷物が鍵でまとめられてるものを引きずって盗むのは、流石に手間ですからね・・
あるいは、柱っぽいところや、宿泊施設ならベッドのパイプ部分など、外される心配がない部分に荷物ごとチェーンをひっかけておくと、その場所からずらせません。
こちらも同じく、ケースやバッグ自体が破られたり、チェーンが切られてしまったらどうしようもないですけどね。汗
しかし、容易に盗めるような状況と、手間がかかったり面倒くさそうな状況では、確実に容易な方が狙われやすいです。
隙があるか無いかというところにも通じます。
今回は、旅慣れのプラスアルファ持参物ということで、「南京錠」プラス予断で「チェーンや輪っか系の鍵」の旅先での用途をご紹介しました。
ここまでお読みいただきありがとうございます!