パブを求めるイギリス人。彼らのパブ愛の深さに愛国心を学ぶ・・・話しをするつもりが。
ちょっと戯言を失礼します。
私は日本が大好きです。日本人も大好きです。
日本人なので当然ですよね!
しかし、イギリスも大好きであり、イギリス人も大好きです。
なんと言ってよいか・・・あの愛国心!
あのマイペースさ!
あのインディペンデント加減!
ナチュラル過ぎるほどのナチュラル志向!
色々面白いですよね。
そんな中で、一番面白いと思うのは、彼らの持つ大きなパブ愛です。
パブ尽くしのロンドン・デイズ
イギリス人がパブが大好きな事くらい、知っています。
何も、今に始まったことじゃあございません。
イギリス人と友達になると、まずはパブへいき、8時間くらいドリンク飲みながら語り尽くします。
よく飽きないなあと・・・・
そう言いながらも、全く飽きない、自分自身にも驚いています。
そしてまた、次の朝、次の夜。
下手すればランチもリキッドランチで。
なぜかパブに出向いてしまう自分が居る。
一人でも、誰かと一緒でも。
いや、むしろ一人で行きたい。浸りたい。
思い起こせば、渡英した頃からひとりでチョロチョロ行ってたなあと。
これは、明らかにイギリス愛症候群ですね。
今に始まったことでは無いですが・・・
迷ったら社交場へ行こう!
イギリス人のパブ愛は、当然知っていながらも、そのパブ愛に改めてひれ伏す事になったのは、友人の日本ビジネスに付き合った時。
約2週間の日本滞在だったのですが・・・
もう、毎日社交場(パブ)探しなんです。
イギリス旅行をされた方ならご存知かと思いますが、イギリスのパブって、ドリンクがとっても安いですよね。
比べると、日本は結構なお値段がすると思うのですよ。
やっぱり、パブという異国ムード漂うお店の場所代もあるので、驚くことではないのですが、しかし、イギリスの本場のパブに慣れているイギリス人から見れば「高いなあ」とか「ちょっと違うんだよね」と言うかと思いきや・・・
大喜びなんですよね。
どんなパブでも、大喜び!
彼らが大好きなフィッシュ&チップスも、日本のものはイギリス本場よりも小さく、味も違います。
しかし、はっ!と気づけば、いつの間にかフィッシュ&チップスをオーダーし、「美味しいね!」と頬張るイギリス人達。
なんと言うか、もう、イギリス人は愛国心を持つ人間の鑑ですね。
異国の地で、自国の文化がフォローやコピーされていれば、それを喜び、それを有り難み、「母国のものとは違う!」と文句のひとつも言わない。
そして、こちらが一生懸命、日本でおもてなしする場所や、喜びそうな場所を考えても考えても、実は考える必要はなし。
パブへ連れて行けば大喜び。
流石に「日本で毎日パブってどうよ?」と、3回くらい思いましたが、それがイギリス人の素晴らしさだと気付きましたね。
彼らは心底母国を愛しているのだと。
私たち日本人も母国を愛していますが、愛の表し方は色々あるんですね!
例えば、イギリスでイギリス人が握るお寿司を「ちがーう!」なんて言ってしまうのは、私たちが日本の文化へのこだわりがあるからこそ。
しかし、日本の文化をフォローしてくれお寿司を握るイギリス職人を認める、有り難む、イギリスにお寿司を運んでくれて有難うと、そんな受け入れる愛国心もあって良いのではないかと、学ばされました。
・・・と、なんだか感動物語のように綴ってしまいましたが、結論として言いたかったことは、イギリス人のおもてなしに迷ったら「パブに連れて行こう」と言う事です。(笑)
これ、絶対に飽きることはないので。
彼らは必ず喜びます。
宿舎を用意する際も、パブが歩いて行ける場所をご用意して差し上げれば尚ベターです。
ラーメンを食べた帰りでも、お寿司を食べた帰りでも、パブにふらりと立ち寄って、ドリンクを頂き、パブの雰囲気を味わいたいのです。
よろしくお願いします。(笑)
在英邦人も大好きな社交場
ロンドンで暮らす日本の友人と帰国時に「大阪ミーティング」をした事があります。
東京ではなく、大阪。これもちょっとポイントですね。(笑)
そこで、ランチに選んだのがパブ。(笑)
思いっきり「英国風」と謳ったパブでした。
ロンドンで長年暮らしていても、日本に戻った瞬間に恋しくなるパブ。
「やっぱりイギリスのパブとはちょっと違うよね」なんて言葉は一言も出ず、気づけば「ああ!これだよね、やっぱり!」と喜んでいる私たち。
おまけに記念写真まで撮ってしまう始末・・・・
恐るべしパブの威力です。
なんとなく落ち着くんですよねー。
なんだろう。ハイ、パブはとても落ち着きます。
ヒースロー空港で社交場!
日本行きのフライトで通るべき場所は「ロンドン・ヒースロー空港」です。
ヒースロー国際空港には、カフェや、チェーン店系のファストフード、オイスターバー、日系のレストランなど、ちょっと時間を潰す店も沢山ありますよね。
そこでなぜか必ず選んでしまうのが、パブ・・・・
なんでこんなに沢山選択肢があるのに、毎回パブに入って時間を潰すのだろうと、自分でも考えてしまいます。
次こそは、次こそは!
オイスターバーでお洒落にスパークリングでも飲みながら時間を潰すぞ!そう思いながらも、気づけばパブ。
日本に居る間は、パブの雰囲気が楽しめないのか・・・
日本に居る間は「イングリッシュブレックファスト」が食べれないんだ!・・・
そう思うと、居ても立っても居られなくなるのです。
思いっきり、ドリンクと、フル・イングリッシュブレックファストを頼んでしまいますね。
ここぞとばかり!
恐るべし、パブの威力!
機内でも社交場気分・・それでも足りない!
ロンドン⇄成田(または羽田)便の、ロンドン→成田で出される機内食のうち、朝食(二食目)は、イングリッシュブレックファストが出されますよね。
これ、なんで成田→ロンドン便にはないのでしょう・・・
と、思うのは私だけでしょうか。(笑)
機内食のものは、パブのものとは全く違う、あくまでその雰囲気を醸し出したメニューではありますが、パブの雰囲気、イギリス食の雰囲気を味わえるので、嬉しいですよね。
恐るべし、パブの威力っっ!!
おしまい。(笑)
もはや、タイトルの「パブを求めるイギリス人。彼らのパブ愛の深さに愛国心を学ぶ」に全く関係ない話しになってしまいました。
本当は、クイーンエリザベスの人気や、ビートルズに代表される英国産のロックミュージックへの誇りの高さや人気などにつなげるところが・・・
パブの話しで終わってしまいました。(しかも自分の好みに偏った話しに。笑)
とにかく、イギリスで暮らす人で、パブが嫌いな人はいないと言う事です。
日本でイギリス人のおもてなしに悩む必要はなし!
今すぐ、社交場へGO!
戯言を失礼いたしました。(笑)