一匹狼なバスカーたちの側面①ミュージシャンシップ溢れる孤独な戦士たち

ミュージシャンシップ溢れる、一匹狼のバスカーたちの側面

 

こんにちは。

今回も、昨今のバスキング雑談プラス四方山話しです。

 

近況をお伝えしつつ、孤独なバスカーたちの意外なる一面や、バスカー同士の間で禁句となっている話題などについて触れていきたいと思います。

 

 

Busking life is dead? 皮肉なワードも飛び交う現状

 

「Busking life is dead」と言われるほど、一変してしまった世界のバスキング事情。

 

安全を第一に、周囲をケアする事を前提で演奏する場も解放、拡大されながら、徐々に市民権を取り戻しつつあるバスキング。

イギリスで演奏する人も増える中、先日イタリアでも無事バスキングのイベントが決行され、ヨーロッパ全体のストリートパフォーム含めた実演業界が、徐々に活気を取り戻すのを願うばかりですよね。

 

しかし、完全に元に戻ることはない、だからこそ、冒頭のような皮肉な台詞も生まれています。

 

バスキングといえば、地域密着型のエンターテインメント業。

その地で暮らすオーディエンスとの距離感、直に触れ合える生身溢れる演奏、そして音楽を通じたリアルなコミュニケーションという形が本来のバスキングの醍醐味でした。

 

しかし、奏者の目と鼻の先を人々が通り過ぎる中、その雑踏に紛れる姿こそがバスカー!とされていた時代も過ぎてしまいました。

現在、公式ピッチにも、奏者の立ち位置から1~2メートル四方の距離を示したステッカーが貼られ、Please keep your distance(距離を置いてください)の注意書きがされています。

 

一匹狼さんの集まり、それがバスカーたち

 

さて、バスカーと言えば一匹狼が基本。

 

演奏場所を探し、演奏し、演奏を続け、演奏を終えるまでたったひとり。

 

その間にトラブルが起きたとしても自己責任です。

何か辛い目にあっても、慰めてくれる人も助けてくれる人もいません。

 

また、ピッチ(演奏場所)のトラブルも、ライセンス制度があるからと言って皆無なわけでもありません。

 

許可性の場所だと知らず(知らぬふり?)して陣取っている旅人もいれば、演奏中の煽り行為をしてピッチを追い出そうくる輩もいます。まあ、そういう時のトラブルも自分で対処せねばいけないのですけどね・・・

 

ライセンス所持や、公式ピッチで演奏できる利点?としては、様々な面でプロテクトされているという事と思われがちです。

しかし、そんなことは全く無く。公式にやってるかどうかだけの違いで、後のリスクは同じです。

守ってくれるものは何もないのです。

 

ライセンス所持の有無関係なく、トラブルはつきもの

 

ライセンスがあるからと言って、バスカーたちが周囲からプロテクトされているわけではありません。

 

確かに、公式であることで、ポリスの職務質問を受ける事もなければ、許可関係でトラブルが起きることはありません。

 

しかし、それは書類上や手続き面での話し。現場で守ってくれるものは一切ありません。

 

例えば、天候や気候も同じく。

地下鉄構内などの場所であれば、冬の寒い風や、夏の暑さを防げそうですが、雨や雪は防げるものの、風の吹き込みは外と同じ。構内ピッチでも冬はべらぼうに寒く、夏もべらぼうに暑いです。(笑)

 

よく言われるのが、バスカー同士の縄張り争いを防ぐためにライセンス制度が組まれたというもの。

私も様々な場所で、ロンドンのライセンス制度について上記を語らせて頂きました。

 

これは由来の一つとしては正しいのですが、日本語ならではのわかりやすい表現なのかなと。どの記事でも同じ説明が書かれているので、最近やや違和感が。縄張り争い以外のワードを私も探し中です。(笑)

ライセンスを設けた理由や事情は様々あるんですが、他を語ると夢がない感じかもしれません。

 

また、厳密に言えば、現在も縄張り争いは「あります」。

バスキングしている人であればご存知かと思います。ライセンスがあろうと、なかろうと、公式ピッチであろうと、なかろうと、いろんな形で縄張り争いはあるんですよね。

無言の圧みたいな形でもありますし。(笑)

しかし、これも夢のない話しなので、その辺はスルーして進めます。

 

トラブルメーカーはどの世界にも存在する

 

通常は、どの地域のコミュニティーでも、別の地域であろうとも、ライセンス有無関係なく、バスカー同士は互いに孤立した個人事業主(例えです)でありながらも、同じ屋根の下の家族のようなものです。

 

しかし、どんな職場にでもトラブルメーカーがいるように、バスカーの中にもトラブルメーカーはいます。

 

バスキング上に現れるトラブルメーカーというのは、常に「金銭目的」。それがミュージシャンであっても、音楽が一番ではなく、チップ狙いが先という方がほとんど。

 

「バスキング」という行為に対し、音楽へのリスペクト、通行人へのリスペクトを第一としているバスカーは(当たり前の事かもしれないですが)、無駄なトラブルは起こしません。

なぜならば、ミュージシャンシップがあるからです。

 

ミュージシャンシップが崩れるのは、欲目が先に来るから

 

ミュージシャンならば、ミュージシャンシップがあるのが普通。

 

しかし、欲目が先にきてしまうと、やはりブレてしまい、自分の事と金儲けのみしか考えなくなるのでミュージシャンシップというのが消えてしまうのかなあと。そんなふうに思います。

 

通常の社会でも同じ。自分の事と金儲けしか考えてない時は、周囲へのケアも疎かですよね。でも、ちゃっかり上司には気に入られていたりね。

ミュージシャンも同じで、やはり自己顕示欲と金の事しかない人は、業者ウケはするけど、ミュージシャンや演奏する現場では苦手とされる事が多いです。

 

バスカーの場合は、そういうクライアントや業者や上司みたいなのがないから、ガツガツ行っても取り入って自分が得するような場所ってないんですよね。単純に注意バスカーとして嫌われるだけがオチです。

だから、そういう欲目でやるのはやめた方がいいですよね。やはり、一般社会でも同じですよね。

 

一匹狼さんばかりのバスキングの世界ですが、欲目顕にガツガツとバスキングをやっていると、バスカー同士のミュージシャンシップからは大きくはみ出してしまいます。

 

 

まとめ

 

バスカーは皆同じ仲間であり、そして家族です。

 

それぞれが一匹狼であっても、バスカー同士の助け合いというのは当たり前の事。やはり、バスキングの世界の中の常識も、世間一般の常識と変わらないと言う事ですね!

 

次の記事では、そんなバスカーたちのミュージシャンシップについてお話ししたいと思います。

 

ご一読ありがとうございました。

 

 

一匹狼なバスカーたちの側面②バスカー同士の粋な助け合い精神

 

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加筆:2020年現在はバスキングや実演、異文化交流(渡航等)が厳しい状況のため、趣味や興味のあるコトを中心にした戯言ブログとして更新しています。