イギリス人に頼まれて驚いた日本土産リクエストとは・・・
今回は、私が日本帰国時に、イギリスの友人から「買ってきて!」とリクエストされたお土産で、ちょっとびっくりしたものをご紹介します。
「びっくりしたもの」ですから、以前の記事で紹介させていただいたような「おすすめ土産」でもありませんし、緑茶や和菓子や、富士山グッズなどのいかにも日本を連想しそうな物でもありません。
以下リンクは、(前述した)以前紹介させていただいた記事です。こちらは個人的に喜ばれた経験の多いおすすめ土産です。参考までに・・
それでは、『おすすめというわけではないけども・・ちょっと驚いた』意外な日本土産リクエストをご紹介します。
実際に、私が友人からリクエストされたものになります。
回想しながら進める体験談ですので、少しボリュームがあるブログ内容になります。
お時間ある方は目次を用いながらのんびり気楽にご覧いただけたら幸いです。
イギリス・マムの切実な願い「炊飯器が欲しい」
仕事でよくお世話になっているスタッフさんで、年齢はだいぶ上なのですが友達として仲良くさせて頂いているイギリス女性がいます。
まさにお母さん!と言った雰囲気を持つ、おおらかで頼れる雰囲気と明るさが魅力の彼女は大の日本文化ファンだとか。
日本語は全く喋れないけども、昭和の名曲を歌唱したりコントができるという不思議な方です。(汗)
ちなみに、別の友人でコメディが大好きなイギリス男性がいるのですが、彼は昭和のコントで有名なヒゲダンスが「日本のお笑いの中でもサイコー!」と言ってます。
昭和って・・・すごいんですね!汗
話しを戻し、スタッフ兼友人女性に「今度日本に帰るんだけど、お土産何か欲しい?」と尋ねたところ、即答して返ってきたのがこの台詞。
「炊飯器をお願い!」
「お金は渡すから!」
・・・・・・・・・・。
いや、炊飯器はちょっと・・・・(汗)
っていうか、無理だから!!笑
流石にお土産としてリクエストする人はそうそういないでしょうが、しかしながら炊飯器が欲しいという人はイギリスのみならず海外にはとっても多いのは確かです。
もちろん、イギリスで炊飯器を購入することは可能です。普通に売っています。
日本製のものだってきっとあるでしょう。
しかし、彼女曰く、日本の炊飯器は流石の元祖だけあり、モノが全然違うクオリティーの高い商品ばかりだからこそ、現地の物が欲しいと憧れているんだそう。
いずれにせよ、電化製品は総合的に人気が高いですよね。
昔のように、日本人の顔(私の顔)を見るたびに、「Oh, are you Japanese?!テクノロジーのジャパンね!」と、ジャパン=テクノロジーの代名詞のように会う人会う人に言われることも少なくなってきた昨今なのが、少し寂しい限りではあるけども・・・
それでも「日本の家電は凄い!」と認識されていることには今も昔も変わりありません。
もちろん、電圧の関係があるので『海外で使用できる物』が大前提にはなりますが、有名ジャパンメーカーの電化製品で日本にしか売ってない日本仕様の物は、どんなものでも喜ばれることでしょう。
そんな中でもダントツに興味を持たれているのが炊飯器なのですが・・・
予算よりもまずは、海を超えての持ち運びの環境が許せば確実に喜ばれるお土産かと思います。・・・が、おすすめしたり、実際にお土産に選びたいという物ではないですよね。(苦笑)
移住予定がある方は、日本からの荷物を船便で送る際に海外仕様の炊飯器を一個余分に入れておけば、思わぬ所で我が身を助けてくれるような献上品になるかも?しれません。(知らんけど。)
私は・・・もちろん、その女性には別のお土産に変更させて頂きました。(笑)
(抹茶味のキットカット、ちりめんのがま口、京コスメです)
それにしても、リクエストする方も「炊飯器」と言うなかなかの大物を頼んできましたので、ソコがまず驚きました。というより「なんてものをリクエストするのよ!」と、大ウケしてしまいました。(笑)
ロイヤルミルクティー(缶)
お次は、別のイギリス女性からのお土産リクエストのご紹介です。
日本のお土産で何が欲しいものあるか、彼女に訊ねたところ・・
「ロイヤルミルクティーが飲みたいわ!」(イギリス友人)
・・・・・・・・・・・。
「Meにとって、日本といえばロイヤルミルクティーよ。買ってきて!」(イギリス友人)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Sorry?(汗)」
これは、私も耳を疑いました。
だって、イギリス人から「日本でロイヤルミルクティーを買ってきて」ですよ。
紅茶の国、ロイヤルの国のイギリス人からの日本土産リクエストが、ロイヤルミルクティー?
えええぇーーーっ?!
おかしくないか?何かがおかしい・・・
改めて彼女に詳しく話しを聞いたところ、「自動販売機で売られてある、白にブルーのデザインで描かれたパッケージの缶入りのもの」が欲しいのだそうです。
つまり、日本で数社から売られてあるミルクティー商品や、ロイヤルミルクティー名称の商品のことですね!
商品自体は、自動販売機じゃなくてもコンビニで買おうとスーパーマーケットで買おうと変わらない同じ商品なので、当然ながらお土産を買う場所はどこでもOKです。
しかし、なぜ「自動販売機の缶入り」と指定されたのか。
彼女曰く、「旅行で日本に訪れた際、いつも自動販売機で買ってた思い出の味」なんだとか。
イギリスはもちろんのこと、海外では自動販売機が外に置かれていることはありません。
駅構内や施設内にお水やドリンク、お菓子の自動販売機を見ることは多いですが、流石に屋外にはありません。
日本に旅行した外国人が一番びっくりするのが、自動販売機が至る所に設置されていること。夜中でも自由に豊富な飲み物が買える「安全性」、「利便性」には仰天なのだとか。
海外では、屋外に自動販売機があれば、一瞬で壊されるどころか、丸ごと盗まれてもおかしくはないですからね。もし設置されても一晩で無くなるよ、ってよく言われます。
ちなみに、ロイヤルミルクティー(缶)の土産リクエストを下さったのは、大人の純イギリス女性です。お子ちゃまでもありませんし、出版関係でバリバリ働き、普通に遊びも家庭生活も自分磨きも楽しむ、おしゃれな女性ですよ。
(おしゃれは関係ないけど)何のための余談かというと、物の価値がわからない人でも流行りに無頓着な人でもないよーということをお伝えしたかったんですネ。^^;
つまり、日本のミルクティーのお味はガチで認められてますよ!ってことです。(もちろん好みは人それぞれですから、イギリス万人に喜ばれるかどうかは断言できません)
そんなイギリス友人。彼女曰く、日本を懐かしむたび一番に思い出すのは「故郷の味、ロイヤルミルクティー(缶)」なのだとか。(文面につくづく違和感が・・汗)
彼女がはじめて日本旅行した際、母国イギリスでは絶対に見ることのない「路上に立つ自動販売機」に興味津々になったそう。
お味の種類も多すぎる上に日本語で読めないドリンクも沢山。迷いながらも、ついつい「イギリス人のサガ」で、ロイヤルミルクティーを買ったところ・・・
その美味しさに、ビックリ仰天したのだとか。
「紅茶はイギリスが一番!」そんなイギリス人の味覚を虜にしたロイヤルミルクティー(日本商品)。なかなかの強者です。
既製品として販売されてるミルクティーのドリンクって、我々日本人にとっては昔から身近にある美味しいドリンクのひとつですから、特段珍しい訳ではありませんよね。
しかし、彼女から話しを聞いているうちに(日本商品のミルクティーってなんだか物凄いドリンクなのでは!?)って思えてきまして・・・
それ以来、珈琲派の私も帰国時には頻繁に缶やペットボトル入りのミルクティーを買うようになってしまいました。(笑)
イギリスで「Tea」といえばミルク入りの紅茶?
余談ですが、イギリスではミルクが入っていない紅茶は、紅茶ではありません。
これも文面に違和感ありありですね、すみません。
わかりやすく言うと「ミルクティー」という言葉がない・・・というよりも、その概念がイギリス人の中には無いんです。「ティー」と言えばミルクが入っていて当たり前なんですヨ。
私たちからすれば「Tea(紅茶)」と言えば、ストレートティーですよね。レモンが入ればレモンティー、ミルクが入ればミルクティー。シンプルに加えた物の言葉、お味をTeaに足すだけです。
しかし、彼らに言わせれば、ストレートティーやレモンティーは邪道。それは「紅茶」とは呼ばないそうですよ。(フレーバーティーとして、レモンやピーチなどの茶葉は売っています)
ティールームでついつい「レモン付けて」って言いそうになりますが、変な顔をされるのでご注意を。
イギリスで言うところの「Tea(紅茶)」とは、茶葉は時間を置いてしっかりと濃い味を出し、そこにミルクをドバドバと「たっぷり」入れる。そして、お砂糖もしっかり入れて甘く優しく飲むのがイギリス流。
これが「Tea(紅茶)」と頼んだ際におもてなしされる紅茶のデフォルト仕様です。
でも、これが美味しいんですよねえ!
日本で発売されている缶入り・ペットボトル入りのロイヤルミルクティー商品は、さすが商品名にしているだけあり、かなりイギリスのミルクティー(本場のお味)に近いお味だと思いますよ!
ン?
でも、同じ味であれば、わざわざ日本から既製品を仕入れなくても、イギリスでお茶っぱ淹れてミルクティーを飲んでも良いと思うんだけどなあ・・・
なんならそちらが本場ですから!(汗)
外国人から見た日本の興味の視点って、本当に興味深く面白いです。
外国(特にイギリス)の友人にむけて、(あっ、お土産買い忘れた!)なんて場合は、自動販売機でロイヤルミルクティーを買って、スーツケースに忍ばせておけば、思わぬ喜ぶ顔に出会えるかもしれません。
試してみてください。
やたらと自動販売機で買いたがる友人達
ちなみに、自動販売機で人気のドリンクはミルクティーに留まりません。
仕事柄、来日同行する事もあるのですが、旅行気分どころか帰国までできちゃう!と、ちょっとウキウキする楽しみ業務の一つです。(仕事は真面目にやっております)
実際は時間的にかなりハードで自由時間はないに等しく。自身の諸用をしたり友達にも会えぬままに滞在期間が終わることがほとんどなんですけどね。(涙)
少し前にも複数人(国籍多種多様)の来日仕事に付き合う事がありましたが、日本文化に触れる彼らの意見や感想の中でもやはり自動販売機を絶賛する声は多かったです。
彼ら曰く「夜中や早朝など、思い立った時に自動で買えるドリンクを飲んでみたい!」という、母国では経験できないような事をまずはホテル内の販売機で経験することから、その興味が始まるようです。
確かに、異国のホテルで一息ついた後、何をするかといえばまずは施設内探検しちゃいますよね。
自動販売機は、日本設備のはじめましての一歩・・のひとつかも?しれません。(笑)
その利便性を積極的に活用していくうちに「いろんな販売機や味を試してみよう」なんてハマってしまう方も。
いろんなメーカーさんの自動販売機がありますし、なんならご当地ものなんかもありますからね。
でも、イギリス人の場合は「これと決めたら!」と、一途にはまってしまう傾向があるようです。
それは前述した友人女性のロイヤルミルクティー事件でも例にとれるのですが、上記の複数人での来日の際も、その中の一人のイギリス男性のみ、自動販売機で出会ったお味に一途な愛を貫き通していました。
もっぱらハマり続けたお味のドリンクがあったようです。
まず最初に彼の異変を感じたのは、無駄に自動販売機に行きたがる行動性に気づいてから。
最初の出来事は、オフの日の朝。ホテルロビーでツアー仲間2人に遭遇しました。
「暇なら3人でお茶でも飲みに行く?いいとこ知ってるんだ」と当該男性が提案。そうだね、そうだねとホテルを出て道をトコトコと歩いて彼の誘導する先(お茶する場所)へ、ついて行きました。
当然ながら、カフェでもいくのだろうと思っていたのですが・・・
着いた先は、自動販売機。
う、うむ。(汗)
悪くはないが・・・
ホテルのブレックファスト(宿泊者用の無料券あり)でコーヒーいただいた方が良くない?(汗)
その日は、オフという事もあり来日仲間全員でアチコチと観光所巡りをしました。その際も同じ。
当該イギリス男性が「お茶タイム」を提案するその先に、自動販売機。
はたまた自動販売機を見れば、立ち止まって「少し疲れたから、またお茶のもう」と一休み。
・・・・・・何回お茶飲んで(立ち飲みして)いるんだあ!!!
どうやら大好きみたいなんです、あの「機械そのもの」が。(笑)
ボタンを押すのも大好きみたいで。って子供かい。
彼は機械そのものへの興味はもちろんなのですが、よくよく見ているとどうやらハマった飲み物があるらしく、それを求めて自動販売機に執着していることが判明。
そのお気に入りとは「ペットボトル式のコーヒー」です。
無糖ブラックタイプではなく、ミルクがたっぷりのカフェオレタイプの方です。
自動販売機でこのペットボトルのカフェオレを飲み、大のお気に入りになったとか。
しかし、ご存知の通り自動販売機のドリンクメーカーは様々です。歩けば全く違う自動販売機に当たるのが日本。
まだ飲んだことのないメーカー(試したことのない自動販売機)を見つけるとついつい覗きこみ。そこで違うメーカーや種類の「ペットボトル入りコーヒー」が販売されていたら・・・その欲望が抑えきれなくなるようですね。
流石に購入頻度が多すぎて飲みきれないみたいで「ホテルに常備しておく買い溜めだよ」と、最後には言い訳してました。それでも買う根性とハマり具合がすごい・・
最終的に、お土産としても大量にペット入りコーヒーを買い込んでいましたが、その際に「君がまた日本に戻る機会があったら、このコーヒーをお土産としてMeに買ってきてね!」と、未来の予約をされてしまいました。
いやいや、いま自分が日本にいるんだから自分で倍買えよ!(笑)
イギリスにもペットボトル入りコーヒーは売ってます。
しかし、コンデンスミルクが大量に入ったようなめちゃめちゃ甘いものとか、コーヒー味が薄かったり・・・。そして、その種類も少ないんですよね。めちゃウマーとは・・・なかなか言い難いかもしれない。(汗)
日本の絶妙な甘さ加減や微糖感、既製のカフェオレでも甘すぎずミルクも分離せずすっきりした飲み心地。あとは豊富な種類が魅力的だったのではないかな?と、思います。
イギリスで「Coffee(珈琲)」といえば、ミルク入り・・・だった?(過去形)
ちょっとした(過去の)トリビアですが、イギリス人にとって「Coffee(珈琲)」といえば、お砂糖とミルクがドバドバと入ったもの・・・
「だった」んですよ。
少なくとも2000年代の後半、2009年ごろまでは町喫茶(他に適切な言葉が見つからないけど、家族経営的なカフェ)で「Coffee」をオーダーすると、当たり前のようにミルクと砂糖が入っているものが出されました。
同時代あたりから急激にチェーン店系のカフェが増えていったわけで、そこから「コーヒーと、ミルク入りコーヒー(カフェラテ)は異なるもの」と誰もがフツーに思うようになったのでは、と感じます。なんといってもスタバの普及が大きいんじゃないかなと。
カフェネロやコスタはEU系カフェなので大分前から普及してましたし、エスプレッソも美味しいカプチーノも当時から頂くことはできました。しかし、コーヒーが好きな人くらいしか行かなかったわけです。(多分)
スタバの英国展開あたりから、物珍しさも手伝ってか普段ティーしか飲まない方でも気軽に「カフェ」に入り浸るようになり「コーヒーって美味しいじゃん!」と覚醒した人多数。そこから現在の英国でのカフェブームにつながっているのかな?と思います。
実際のところはね、Monmouth Coffee(モンマスコーヒー)っていう超有名な’78年創業という老舗のカフェがあって。コヴェントガーデンのお店はご存知の人も多いと思います。
昔からコーヒーマニアの中では「超絶美味しいコーヒー」として有名だったし、ちょっとお洒落なスーパーなんかに行くと豆も売ってました。若干お高めではあるけど本当に美味しいのでフラットには常備。コーヒー好きの友達とは必ずモンマスへGo!って感じでした。
ただ、前述の通りに2000年代後半まではあくまで「コーヒー好き」の情報でしかなかったのです。適当にカフェに入ってそのレベルが飲めるかというと、昔は「NO」だったのです。
今や、こだわりの豆を使った本格カフェが増え、激ウマのコーヒーが至る所で飲めます。
スタバなどのラフなカフェが浸透したことによって、コーヒーが身近になり興味を持つ人が増えたことは確かでしょう。
「イギリス=紅茶」という認識の人も未だ多いかもしれませんが、ぜひロンドン旅行の際にはお試しを!本格的で美味いコーヒーが飲めるカフェ、たくさんありますよ。
勝手にミルク入りが出てくるようなことも、よほどで無いとありません。(笑)
ただし、友人のフラット(自宅)に遊びに行ったときや、ご家族からもてなされる時なんかは未だ8割くらいの確率で、たっぷり砂糖とミルク入り仕様のコーヒーが勝手に出されることが多いかも・・・
友人宅でおもてなしされる際は、必ず「ミルク入れないで」「砂糖は入れないで」など、先にリクエストしておきましょう。
イギリス男性を虜にした、日本のカフェオレ(ペットボトル入り)。
こちらも侮れませんね。お土産としても面白いチョイスかも?
特に既製のパック入りの珈琲ドリンクが珍しい地域の方には喜ばれるかもしれないですね。
私も何かの機会があれば「お土産」で活用してみようかなと思います。
イタリア人の友達とは、専門カフェに行きましょう。
余談ですが、日本にやってきた外国人仲間がいくら自動販売機に興味を示そうとも、その相手がイタリア人の場合は「コーヒー物」を自動販売機で買うのはNGです。無難を目指すならミネラルウォーターで留めましょう。
イタリア人は、自国の飲食に何よりも誇りを持っています。手軽なものならば、まずは珈琲とチョコレート。
この2つのワードは下手にこちらが使うと鬼門となります。
「コーヒーはイタリアのものしか飲まないよ!」と、お叱りを受けますので、最低でも専門カフェへ行きましょう。
それでもコーヒー美味しいね!とは言ってもらえないんですけどね。(涙笑)
やっぱりカップ麺 最強説は侮れない!・・・けど、イギリスでも買えるよね。(汗)
これまたイギリス男性のお土産リクエストです。
日本のインスタントヌードルは本当に美味しいし、クオリティーの高さとしては桁外れに素晴らしいって思います。
海外でも街中で普通に日本商品のカップ麺を買うこともできる時代ですから、そのお味に現地の方々が虜になるのも頷けます。
なので、「何か珍しいカップ麺をお土産に買ってきて!」というリクエストならば理解はできるのですが・・・
「カップヌードルが欲しいので、買ってきて!」(イギリス人男性)
・・・・・・・・・・・・・・・。
いやいや!イギリスで買えるやん!!(笑)
イギリス⇄日本間のフライトの機内でも(CAさんに頼めば)おやつとして頂けるのが、日清カップヌードル。(珍しいわけでもない食べ慣れたノーマルな味なのに、機内で食べると更に美味しいんだよね。なんでだろ。)
知名度や世界的に見ても人々への浸透度も、世界王者レベルではないでしょうか。
ですからね、イギリスでも買えますから自分で買ってください。(終わり。)
・・・・・・・というのも冷たいので(笑)、なぜ日本土産に選ぶのがそれなのか、取り急ぎ詳しく事情を聞いてみることにしました。
「はじめて日本に行った時、日本語が喋れないからレストランに入れず、コンビニで見慣れたカップヌードルを買ってホテルで食べた時の味が忘れられないんだ」
・・・・・・・・・・・・。
そうですか、ではイギリス国内で今すぐ買いに走りましょう!
・・・・なんて突き放すのは冷たすぎるので「よしわかった!何味?」と聞いた、優しい私。
そこできたリクエストが「カレー味をできるだけたくさん」とのこと。
コラコラ、少し遠慮しろっ!
あの形状を複数はパッキングで嵩張るわ!(笑)
実のところ「カレー味」ってめちゃめちゃ人気なんです。
以前にも、外国友人に「ごちそうしたいものがある。とっても美味しいんだ!」と自信満々で出されたことのあるのが、カップヌードルのカレー味。
カレーが苦手な方以外へは、ベストなチョイスかもしれませんね。外国人ウケ、かなり良さそうです。
海外でも手に入るものではありますが、現地では輸入品になりますのでやや高値な存在かつ日常的に買うものではないですから、喜ばれる事には違いありません。
カレー味人気についてですが、こちらは勝手な分析ではあるのですが、海外の人たちの中には魚系のベースが苦手な方も結構いるのです。(もちろんそれが好きな方もたくさんいます)
日本でお馴染みの出汁といえば、鰹出汁やいりこ出汁など魚ベースですよね。
そして、ラーメンといえば、見た感じ薄い色のスープも多いです。
うどんのスープのようにそれらの出汁が全開のお味というわけでなくとも、色合い的にそれに似たイメージを連想したり、実際に魚介系が隠し味になっているラーメンもあります。
もちろん、全てが全て魚風味があるわけではないのがラーメンですけども、外国人にとっては醤油味や塩味の場合、テイストのイメージが如実にし難いわけです。
外国人視点だとラーメンなら豚骨、うどんであればカレーうどんといった、魚ベースから離れているであろうと確実にイメージできるの味の方が「安心」できるのかな?と思います。
スープのベースは何だろう?とわからないまま食べて、すごく魚の出汁が強かったら嫌ですからね。
その点、カレー!豚骨!などはワードとしてわかりやすいです。
また、薄味よりもはっきりした味やスパイシーな味を好む人も多いため、実際に豚骨味やカレー味を食べたら日本の麺類にハマり、そこから出汁系や醤油、塩などを開拓していった方も多いのかなあと思います。
イギリス人はカレー大好きさんでもありますので、迷わずカレーを選んでみたところめっちゃウマー!ってところでハマるのかと思います。
あとは、カップヌードルの「蓋をめくってお湯を注ぐだけ」というシンプルな調理法も喜ばれる要因のひとつかと思います。
韓国の辛ラーメンのカップ入りも海外で至る所で見かけますが、辛ラーメンも根強い人気です。
先に話したように、はっきり味好き、スパイシー好きの多い外国人にとってはその味もさることながら、辛ラーメンの調理法もシンプルです。
昔、日本のカップ麺にハマったパートナーに、珍しいカップ麺や面白いカップ麺を色々買ってあげたことがあるんですが、大喜びされるかなと思いきや少し面倒くさそうな顔をされてちょっと喧嘩になったことがありました。(心の小さい私たち。汗)
おすすめ云々の前に「大きな問題」を私は忘れていたんです。
彼ら(日本国外の方々)は日本語読めないんでした・・・(汗汗)
中に入ってるスープのコレがお湯入れる前に入れて、この袋は後のせ具で、このスープは3分待つ間に蓋の上に置いて温めて・・・とか。
これは焼きそばだから、3分経ったら湯切りした後に粉末ソースを入れて混ぜて・・・とか。
なんなら、「これは3分じゃなくて5分だからね!」と、一番伝えたい箇所すらも下手するとわからないかもしれません。
仮に誰かに日本土産として珍しいカップ麺を購入するとしても、「すでにスープが入ってる状態で蓋開けてお湯注いでOK!のシンプルなものが最強(一派的に麺戻しとして推測できる3分だと尚ベター)」という結論に至りました。
カップヌードルのミニサイズ詰め合わせ等が嵩張りにくいし面白いのでいいかも、ってちょっと次回のお土産に考えてます。
まとめ
今回は、イギリスの友人からリクエストを受けてちょっと驚いた日本土産をご紹介をする事に始まり、途中からは「自動販売機のススメ」のようなトピックが大半を占めてしまいましたが・・・
お土産の参考には全くならないような内容で恐縮ではありますが、彼らの愉快な「日本愛」をご紹介したく更新した次第です。お粗末様でしたが、ここまでお付き合いいただき感謝です。
最後までお読み頂き有難う御座います。