海外で稼がずに人前で演奏するベストな手段とは?③
こんにちは。
今回も、「旅先で違法とならずに海外バスキングやライブを演る方法」に付随するトピックとして更新させて頂きます。
前回、前々回は、「稼がずに演奏する方法」についてご紹介させて頂きました。
今回も同じく、稼がずに演奏する方法の一つでもありますが、「旅先で違法とならずに海外バスキングやライブを演る方法」の中でご紹介させて頂いた「グローバルな音楽繋がりを保つ」と言うアドバイスの説明でもあります。
稼ぐ事を目的としないで、海外現地の人の前で演奏を楽しめる方法は色々ありますが、当然ながら十分な旅費とお小遣いを持参している事が前提です。
計画的に実行しましょう!
せっかく海外に楽器を持参しても、友達の家でギターを弾いたり、ホテルで音が出ないようにヒッソリと楽器を触って練習するだけでは、正直面白くないですよね。現地の人の前で演奏して、反応を見たいものですよね!
グローバルな音楽繋がりを保とう!
どんな方法を探すにも、一番ベストなのは「海外で暮らしている友達がいる事」です。
そんな友人がいたら、大事にしましょう。
海外現地で暮らす、同じ母国語を話す人ほど頼りになる存在はありません。
「演奏してみたい!」と相談すれば、何らかの方法を模索してくれたり、現地の知人を紹介してもらえるかも?しれません。「音楽に疎いんです」という方でも、自分よりもその国のスペシャリストである事には間違いありません。頼りになる筈ですよ。
以前リンク記事でも、ひとつの方法として軽くご紹介してますので、お立ち寄り頂けたらと思います。
さて、グローバルな友人も見つかりました。ここからはアクティブに行動していきましょう!
友達のイベントやライブに無償でゲスト参加する
この方法は、まさに、訪れる現地国に「ミュージシャン」の友達がいないと難しいかもしれませんが・・・
現地で活動するミュージシャン友達のライブ等に、飛び入り参加させてもらえないか、思い切って頼んでみましょう!
その友人が「ものすごい大物」であれば、確実にビジネスが絡みますので、「稼がない」を目的とする友情参加は難しいです。その前に、ブッキングしてもらう事が無理かな・・
しかし、インディーとして活動しているなど、マネージメントを持っておらず自主的に活動しているミュージシャンであれば、お願いすれば1曲程度の参加くらいはさせてもらえる可能性は高いです。
なぜなら「異国からのゲスト」というのは、現地のオーディエンスにとって興味深いものがあるからです。
音楽性が高ければ問題ないですが、仮に、少し未熟であったとしても、日本人としての個性を出せるようなパフォーマンスができるのであれば、面白がって参加させてくれると思いますので、一度聞いてみるのもいいと思います。
無償での出演は当然ですが、逆にこちらがドリンク1杯をご馳走したり、日本のお土産を持参するなど、感謝の気持ちを表現して差し上げると相手にとても喜ばれます。
国外の友人のライブに出してもらえるなんてこと、あるの?
はい、ありますよー!
インディーのみならず、プロの方でもいますし、割といろんな所で普通に行われていると思います。(笑)
自分の国以外で演奏したいと思っても、先方から依頼がない限りは公式に国外で演奏はできませんよね。VISAの問題がありますから、やはりよほどの大きなイベントやツアーでない限り、双方の手続きが大変です。
少し腕鳴らしに、ちょっとした記念に・・と言う場合は、ミュージシャン同士の持ちつ持たれつで、自国でライブをやる自分の枠を、他国から訪れてくる仲間に友情出演として分け与えることはよくあることです。
ただし、これらが成立するのはミュージシャンシップをうまく繋げていた場合に限ります。
全く知らない相手に対し、いきなり唐突に「あなたのライブに出演したい!」なんて言うのは、あまりにも失礼だし、聞かれた方も聞く方も不安しかないですよね。(笑)
そのためには、常日頃より国際的な友達を大事にすべしです。
ミュージシャンシップに溢れる人、沢山いますよ!
外国人ミュージシャンは、皆さんが想像している以上にミュージシャンシップを大事にします。
困った時は助け合おうという意識が強い人が多いんですよね。
この手の相談は、私も友人から受ける時がたまにあります。
ただ、私の場合はお仕事で受ける時もあるので、今回の話しは仕事ではなく、友人としてのちょっとしたヘルプをする時の例です。
日本の友人からの相談の場合は、ジャムセッションを紹介することが多いですね。
参加する会場を絞って、顔馴染みのジャムセッションのオーガナイザーに頼んで、友人がセッション参加するステージのみ、MCで大きく取り上げてもらいます。(笑)
「日本から来た、日本で活躍中のアーティスト、〇〇(名前)!」など、大袈裟にステージ上で紹介してもらったりなど「海外から来た参加者」を強調してもらうのです。
会場も面白いぐらいに盛り上がってくれます。まあ、欧米人は陽気ですのでね。
その様子を友人がSNSでどう使うか(どこまで盛り上げて公開するか)はご自由にという感じで・・・
実際のところ、海外現地では「バー」や「イベント」に出演交渉してしまうと、無償という話しにはなりません。その前にOKくれるかどうかの問題もありますが、出演する場合は無名でもFeeが発生する事がほとんどで、無償になることはまずありません。
ジャムセッションが一番安全(稼ぐ事なくやれて)かつ、会場は現地の雰囲気がバッチリ、満員御礼で盛り上がる事がほとんどのため、来客者にも喜んでもらいやすいのです。
逆も然りで、「日本でのツアーを手伝って欲しい」という外国人仲間もいます。もちろん、以下の例は、仕事としての相談ではなく、観光ついでに演奏してみたい・・という、友人のヘルプレベルの例です。
日本の場合はおそらく海外よりも演奏場所の確保が簡単ではありません。
しかし、彼らが日本で演奏したいと思うのは、我々日本人が海外演奏に求めている理由と同じように「日本で演奏したという事実」「ハクを付けたい」というのが理由です。
仕事を取りたいわけでも、稼ぎたいわけでもありません。
そう考えると、仕切りのハードルがグッと低くなります。
私の日本の知人も結構協力してくれるのですが、音楽ステージが設けてあるバーで飛び入り演奏させてもらえる場所を提供してくれたり、ちょっとしたイベントやライブの情報があれば、それらも活用。
時に、前述で伝えたように、ライブ演奏する場を設けたり、自分たちや周りの友人達が行うライブやイベントがその時期にあれば、その枠を少し使い、訪問者に飛び入り参加をしてもらったりします。
上記いずれの例の場合も、無償ですし、出演の確約はしません。
遊びついでに連れていく事がほとんどです。
しかし、そこで飛び入り参加した訪問者のパフォーマンスに興味を持てば、現地の人たちが後々フォロワーへと繋がることも多いので、プラス面は大きいです。
何より、本人達が「良い記念になった」「良いソーシャルメディアの写真が撮れた」と、一番喜んでくれます。
とにかく統一されているのは、「旅行記念」や「ノリ・遊び」が目的であることです。
まとめ
今回は「旅先で違法とならずに海外バスキングやライブを演る方法」に付随するトピックとして、グローバルな繋がりを保つことについての、具体的なおすすめ方法を「稼がずに海外で演奏する方法」としてご紹介させて頂きました。
海外で「稼ぐこと」を考えなければ、方法は限りなく存在すると思います。
いつか世界がより安全に自由に渡航できる日になったら、再びいろんな国で演奏を試してみたいですよね!
ご一読ありがとうございました。