英語はメールで学べる?お家時間を使って英語に慣れていこう!②ネイティヴに学ぶ自然なメール文の使い方

英語圏のテキストを真似しよう!②ネイティヴに学ぶ自然なメール文の使い方とピックアップ箇所

 

前回の記事にて、在宅時間を利用し、ソーシャルメディア(SNS)やメール等の気軽なツールを使いながら英語に慣れていこう!というお話しをさせて頂きました。

 

英語はメールから学べる?お家時間を使って英語に慣れていこう!①SNS発信から英語を学ぶポイント

 

今回は、英語圏の友人がソーシャルメディア(SNS)やメールに書かれている文章からピックアップして真似しやすい場所についてや、実際にメールを送ったり、レスポンスを返したりする際に、うっかり使いそうになってしまう定型文、それらの注意点、その他ちょっぴり気をつけたい事などをご紹介したいと思います。

 

身近な場所で英語に慣れていこう!というコンセプトで、ソーシャルメディア(以下、SNSで統一します)などで触れる優しい言葉を中心に、英語が全くできない方、興味がある方など初心者向けに進めていますので、ご了承ください。

 

 

 

 

昔学んだ教科書の一文が良くも悪くも習慣化?

 

メール文などのちょっとしたミスは、私たちの習慣から出てしまうこともあります。

 

例えば、メッセージをもらった相手に出す返事や、初めての相手に送るメッセージの出だしの文章で・・・

 

Hello.

My name is 〇〇.

Nice to meet you.

 

・・・・と、書く人も結構いるのですが、これらは全て私たちが昔授業で学んだ定型文です。

 

Nice to meet you(またはNice/glad to see you)という文章を、「はじめまして」と把握している人が結構いるのですが、実際の意味は「会えて良かった!」「会えて嬉しい!」という意味です。

 

例えば、この文章をまだ会ってもいない方のメールに入れると、単純に(まだ会ってないのに)という、若干の違和感がありますよね。勿論NGではありませんが、自然ではありません。

 

また、久々に会った友人に「Nice to see you (again)!」と言ったり、友人と別れる前に「Nice to see you, anyway!」と伝えてバイバイしたりは日常的にあるのですが、日本の友人に「今の人と初めて会ったの?」と聞かれることがよくあります。(笑)

 

「はじめまして」=「Nice to meet you」と、日本語の意味から覚えてしまっているため、はじめて会った人への挨拶文なんだと思っている人は意外に多いのです。

まずは「はじめまして意識」は捨てた方が良いです。

 

はじめてメールする人だから「Nice to meet you」をお決まり文句で言わなきゃいけないと思ってメッセージに書くよりも・・・

 

Hi, This is 〇〇. (〇〇=自分の名前)

I read your post the other day.(あなたの投稿を読みました)

I’d like to ask 〇〇...    (〇〇について聞きたいのですが)

 

など、ちょっと丁寧に質問事項から入っていく感じの方が自然です。

 

出だしの名前呼びかけの箇所についても、「Hello, my name is..」で必ず入らなければいけないわけでなく、「Hi, this is 〇〇.」と、これくらいで入る方が自然です。この辺も、英語圏の人のメールを見ていればわかります。

 

もし本当に初めて連絡する相手であれば

Dear Sir/Madam

を冒頭に置き、それから本文に入った方が丁寧なので、良いと思います。

 

マダムは独身にはNG?は偏見

 

ちなみに「マダム」と女性に呼ぶと、いかにもお金持ちの奥様的な御婦人や、既婚女性など、すごく大人の女性というイメージが湧き、マダムと呼ぶのは失礼なのではと思う方もいるようなのですが・・・

 

「Madam」は、名前がわからない女性に対して丁寧に呼ぶ敬称ですので、相手が成人女性であれば全く普通の呼びかけです。

「Dear Sir(またはMadam)」は、日本語の手紙で例えるなら「拝啓、お元気でお過ごしですか?」の「拝啓」部分にあたります。

 

例えば口頭では、ちょっと大人な雰囲気の女性に「Madam」、若い女性に「Miss」と呼びかけますが、若い女性に「Madam」と呼びかける事もあります。

しかし、年齢を重ねている風貌だからマダムと呼ばれたわけではなく、それなりに「女性として見てくれている」と言う事ですので、それが敬称であると受け止めましょう。

 

日本の友人が「ホテルでマダムと呼ばれた・・(涙)」と嘆いていたのですが、嘆く理由が全くわからず訊ねたところ「まだ独身だしお金ないし、20代なのに」ということでした。うん、それはマダムの言葉に対する偏見ですね!(汗)

 

相手からSNSのリクエストやメッセージをもらった場合は、

 

Hi 〇〇,(相手の名前)

Thanks for the message(request).
(メッセージ/リクエストありがとう)

 

・・・など、から入り、「はじめましてニュアンス」を入れたいようであれば、

Nice to talk to you here!(ここで話せて嬉しい)

こんな感じのTextにすれば良いかな?と思います。

 

私たち日本人の勤勉さや、幼い頃から叩き込まれていることが、裏目に出るケースもあるので、少し注意も必要です。

 

お決まりの「返し」にはちょっぴり注意

 

これはよく聞く話しかと思いますが、「How are you?」の返しのこの一文。

I’m fine thank you, and you?

この返しは、日本人特有と言われています。

 

もう、教科書で教えられたことが頭に叩き込まれてしまってるんですよね・・・(苦笑)

これは、ネイティヴの人は使いません。

私も、英語を使い始めた頃、この返しをして何回笑われたことか・・(汗)

 

彼らは「How are you?」の返しに対し、「Good, you?」「Yeah I’m ok」「Not too bad」などなど、めっちゃシンプルな言葉で返します。とにかくご機嫌伺いへの返事に絶対的な定型文はありませんので、返し文は本人の気分によって無限に出てきます。

元気だよ〜、まあまあだよ、ぼちぼちやな、いつもと変わらずだよ・・・みたいに何でもいいわけなので、単純に「Yeah!」と言う返しだけでもOKです。(笑)

 

前述の「Nice to meet you」を「はじめまして」で使うことに関しては、そこまで気にしなくても良いのですが、「I’m fine thank you, and you?」は、避けましょう。使うのならば「I’m fine, you?」くらいにした方がいいです。

 

間違ってはいないし、正しい文章ではあります。

しかし「日本人からは必ずこの一文が返ってくる」と、英語を使う人たちの間では有名です。(苦笑)

 

使ってはいけないわけではありませんが、使わない方がナチュラルに見られますよ。

 

とにかく、真似をしよう!

 

上記で、少しだけ例をあげましたが、これらだけではメッセージのやり取りはできませんし、英語が苦手であり、以前の記事に書いたように「翻訳機能を使わずに」となると、やっぱり勉強するしかない、となってきそうですが・・・

 

勉強に取り組むのに敷居が高いのであれば、まずは、真似からはじめると良いと思います。

 

  • 英語圏の人のSNS発信を読む
  • 英語圏の友人と積極的にメール、Text、コメントのやり取りをする
  • 翻訳機は英語を読むお手伝い程度にし、極力使わない
  • 英語圏の友人の文章を真似する

 

これらをSNSで活用してみてください。

 

英語圏の人の文章は綺麗です。

読みやすいだけでなく、それが活きた英語であり、母国語として使う彼らの表現です。

 

例えば、自分が良いなあと思った投稿に「Cool」や「Amazing!」と誰かがコメントをしていたら、WanderfulやMarvelousなどと使わず、「Cool」「Amazing!」と、次回に使ってみましょう。

これは例としてあげてるだけで、Wanderfulでも勿論OKなのですが、とにかく自然に使ってる言葉を真似してみよう!ということです。

 

「Shame..」と書かれていたら、単純にに翻訳すると「恥」という意味ですが、「Shame」は「残念」という意味でもよく使われます。

 

前後の会話や投稿、コメントなどから徐々に解釈できてくるので(よっしゃ!そういうことか!)となんとなく理解できたら、どんどん自分も使うようにしましょう。

 

メールの挨拶文はそのまま使おう

 

相手のメールの出だしや、文末の文章はそのまま真似する事をおすすめします。

 

例えば、メールの最後に「Hope to hear from you」という文で締められていたら「君からの声を望んでるよ(返事待ってるよ)」という意味だとわかります。

 

日本語から英語に訳して考えてみれば「Waiting for your reply」などになりますが、これだとちょっと重いですよね。

「Hope to hear from you」の方がちょっぴり丁寧ですし、何より英語圏の人がナチュラルに使っている文章なので間違い無いと思える筈です。

 

和英ではなく、英英で

 

日本人含め、英語が母国語以外の人の英語投稿で(何かがおかしい・・)と思うのは、日本語の言葉に訳された、「訳」の方から更に英語に訳しているからです。

 

つまり、日本番号のスマホとイギリス国際番号のスマホ、二つの番号を持って日本で暮らしているイギリス人に連絡を取ろうとして、イギリス国際番号に電話をするようなもの。

 

日本のすぐそこに住んでいる人なのに、その電波はイギリス番号に繋がり、イギリスからローミングされて日本に受信され、国際通話を経て会話をしているのです。

日本に居るんなら、日本の番号にかけた方が電話料金安いですよね。あ、話しが違うか。(笑)

でも「なぜ日本番号に連絡しないの?」ってなりますよね。

それと同じなんです。

 

英語を勉強されている方なら「英英辞書を使おう」と、先生から言われることが多いと思います。

 

和英辞典などの日本語訳は、あくまで私たち日本人がわかりやすいよう、英語を使いやすいようにお手伝いしてくださっている有難いものであり、それは日本人のために訳されたものです。

 

この場合は、卵が先か・・という話しにはなりません。

英語の場合は英語が先です。

日本語の場合は、どれだけ英和翻訳機能が素晴らしく英語を訳してくれようとも、日本語が先なのです。

 

言葉を訳して覚えていくよりも、大元の言語を覚えてその意味を理解していく方が、正しい使い方に行き着きます。

 

 

まとめ

 

今回は、前回の記事に続き、気軽に英語に慣れていこうということで、SNSを活用し、英語圏の友人の使う言葉や文章をどんどん真似していきましょう!という部分にフォーカスし、いくつか初歩的なアドバイスを出させて頂きました。

 

自宅でイザ独学で勉強を始めるのも、なかなか難しいですが、SNSで楽しみながら他の国の言語に触れることができる現代、SNSを利用して気軽に英語をインプット、アウトプットしていきましょう!

 

最後までお読み頂き有難うございます。

 

 

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海外バスキング(ストリート、路上演奏)の豆知識をはじめ、音楽雑学や異文化交流の四方山話を語ります。趣味やレビューなども更新しています。