バスキングのすすめ「だからバスキング(路上ライブ・ストリート)は面白い!?」

バスキングのすすめ

 

皆さんこんにちは。

今回は、バスカー歴14年、バスキング暮らし歴10年、総演奏時間15,000時間以上の筆者が、バスキングのススメとして「バスキングをやってよかったこと」をご紹介したいと思います。

 

 

バスキングとは

 

バスキングとは、街頭でパフォーマンスを披露すること。「大道芸をする」という意味です。

バスキングをやる人のことをバスカーと呼びます。

 

バスキングって何?バスキング(路上ライブ)の由来や歴史、バスカー達の暮らしとは?

 

 

バスキングのスタイルは様々です。

弾き語り、演奏披露、伝統芸の披露、パントマイム、ダンス、絵描き、などなど。

大道芸のパフォーマンスには色々ありますよね。

 

ごく一般的なのは、ギターの弾き語りスタイルですよね。

日本で「ストリート」としてよく見かけるのも、ギターの弾き語りですし、「ストリートからメイジャーになったミュージシャン」と言えば、ギターの弾き語りから・・という印象も強いです。

その他は、楽器の単独演奏も多いですし、ジャズのバンドなども見かけますよね。

公園や公共施設では、パントマイム的なものが多いように思います。

全てにおいて共通しているのは、ライブやコンサートという縛りではなく、屋外でフリーダムにパフォーマンスしていることです。

 

バスキングを始めたきっかけ

 

始めに、現実的なお話しをするために、筆者の経緯をお伝えします。

少し、お付き合いくださいね!

 

筆者がバスキングを始めたきっかけは単純です。

 

ひとりで演るしかなかったから。

 

すいません。(笑)

まさにその通りなのです。

ストリートで演奏してプロモーションし、ミュージシャンとして有名になりたかったから、などではありません!(笑)

 

ちなみに、筆者のバスキングスタイルは歌が中心で、ギターは伴奏程度。いまだに伴奏程度の枠を超えませんが・・・

 

10代の頃は皆さんと同じように、ミュージシャンになりたいなあ!自分の曲をいろんな人に聞いてほしいなあ!なんて思っていたのです。

 

流れとしては、ボーカルとしてオーディションに合格し、ステージに立ちながら、淡々と地味に、音楽をやってるんだか何なんだか微妙な日々(苦笑)を過ごしていたのですが、ある時、メジャー進出に抜擢されるというビックチャンスが!

 

しかし、様々な騙し騙されの人間関係の渦にまかれ、被害を受けたバンドは解散となり、マネージメントもなくなり、いろんな希望を失った筆者は、絶望となってしまいました。

 

今思うと、そんなことで絶望になんかはならないのですが、若かったので。(笑)

 

ひとりたたずむ筆者は、楽器もできず、頼る人もいないどころか人間不信気味にもなり、だけどひとりでは何も出来ない自分と絶望感に打ちひしがれ、思い切ってイギリスへと、傷心の一人旅に出ます。3泊5日の弾丸旅行!

初一人旅、初海外です。

 

そこで見た、演奏がお世辞にも上手くないけど笑顔で演奏するバスカーに心打たれ・・・

「あ、そうか。ひとりでやればいいのか。」

と、単純に思ったのです。

 

別に誰かを頼る必要もないし、バンドもいなくても自分で弾けばいいし、何かに属する必要もないし、どのみち保証のない世界なんだから、チャンスや希望が消えても問題ないじゃんと。

ひとりでやれることをやればいいし、下手でもなんでも、ひとりで始めることが大事だと。思ったのですよ、その時は。

 

実際に、そのバスカーは、下手だったんですよ。

しかし、下手でも、なんかこう、その笑顔とハッピーな音楽に人の心を動かす何かがあったんですよね。

なので、何の躊躇もせずに、帰国後スグにギターを買い、下手な演奏でバスキングを始め・・・

いつしか、イギリスの舞台でプロとしてスタートを切ることになってました。

バスキングは生活のため

 

なんとかキャリアをスタートできたものの・・・

それでも食っていけないので(笑)、生活費の足しのために、バスキングを毎日やるようになりました。

そのうちに専用免許も取得をし、通学や、録音やその他作業があっても、バスキングを休むことはなかったですね。下手でも気にせず続けてました。

生きるか死ぬかなので。(笑)

 

毎日やってると、どうしてもバスカーというイメージがついてしまって、バスキングがまるで肩書のようになってしまったのですが、「流し」という響きが面白くて、「流し」と名乗りながらバーなどで演奏していたら、いつの間にか「流し」と呼ばれるようになりました。(笑)

 

流し歴長しの長老
「流し」とは日本の言葉で、酒場やレストランなどでギターを抱えて客席を回り「一曲いかがですか〜?」と演奏し、チップを得る弾き語りの人のことだよ。

 

 

 

路上生活の不況で、現実を知る

 

そのうち、なまじバスキングのチップで稼げるようになってしまい、一時期はすっかりハマってしまい、何年もバスキングのみという生活を続けていました。

しかし、リーマンショック以降から徐々に下降してゆく経済状況、イギリスも不況のあおりを受けていくことになり、100人前後常に活動するバスカーたちの収入も数年でガタ落ち。

転職するバスカーも多数。(笑)

 

バスキングは、あくまで公共の場で通行人に音楽をお届けするデュークBOX。
それ以上でも、それ以下でもありません。

そこから先の進展はないのですよね、海外では。

 

そして、現実社会の人々の状況やフィーリングが見事に反映するお仕事(?)なのです。
どんなに良い演奏をしたとしても、社会背景によって、受け入れられるかどうかはわからない。

逆に、どんなに悪い演奏でも、人々がハッピーでバブリーならば、チップには困らないのです。

 

それでも、良い演奏の方がいいに決まってますが・・・極論として、です。

 

 

自身の音楽目的、方向性や、現実に目を向けるバスカーは、すぐさまバスキングの舞台から去り、反対に「そうではない、ただ演奏をしていることが好きで、音楽届けることが生きがいなんだ!」というバスカーは、レギュラーとして、その生涯を捧げます。

様々な現実に向き合うバスカー達ですが、一番良いのは、バスキングを生活にせず、趣味として行うことですね。

 

不況のあおりを受け、過酷な状況を続けながらその日々を乗り越えていた筆者。

あるとき、日常のプライベートや、生活面が、かなり非人間的になっていることに気づきまして。

そして、自由に生活するためにバスキングをやっていたはずが、逆に自由を奪われてしまっていたことにも気づきました。

ちょうど、録音の仕事が増えてきたところでもあったので、徐々にシフトしながら、より一層、ジャンルや場所に拘らない活動を求め、プロ活動やジャム、バスキングなど自由なスタイルで音楽を続けながら、現在に至ります。

 

バスキングやりますか?

 

と、いうことで。

バスキングやりますか??

 

(なんか微妙そうな感じもするけど、ちょっとやってみようカナ・・)

 

という方は、ぜひとも他のバスキング記事もご覧になってください。(笑)

 

日本のストリートはもう少し華やかな部分もあるので、その感覚とはやや違う部分もあるかもしれませんが、海外バスキングは概ね地味で過酷ですが、本来のバスキングをご紹介していることで、日本のストリートのみで得る感覚と、また少し違うアピールもできるかも?しれません。

 

バスキングを個人的におすすめするなら・・

 

先ほど少し厳しい面もご紹介してしまいましたが、「バスキングのすすめ」なので、筆者がバスキングをやってよかったなあ!と思うことをあげてみます。

筆者が個人的に感じることなので、綺麗事抜き、あくまで正直にいきます。(笑)

 

 

バスキングをやってよかったこと

 

バスキングをやってよかったなあ!と思うことは、細かくお話しすると、かなりたくさんあります。

しかし、細かくお話ししてしまうと、その分、かなり沢山いや〜なこともあります。(笑)

 

単純に、路上に生身で剥き出しの世界ですから(笑)、良いことと悪いこと、表裏一体なんですよね。

良いことあったなあ〜と思ってたら、すぐに、その真逆が訪れる感じですよ。

ま、夢がないのでここではやめましょう!

 

良いこと1、チップを稼げる

 

ずばり本音です。(笑)

チップを稼げるからです。(キッパリ!)

 

それ以外にバスキングをする理由はありません。

と、いうくらいに、ロンドンでは生活のためにやっている人がほとんどです。

 

しかし「稼げる」というのは大金が手に入るという意味ではありませんよ!

明日の食うパンのお金と宿代が手に入るということです。

生きることができる!ということ。

 

実際に、チップがバンバンと稼げて、多少贅沢した時もありました。しかし、それは、国の時代背景もあり、人々の耳に演奏が新鮮だったことというのもあります。

まず第一に、時代背景(社会背景)ありきですね。

バブルな土地でやれば確実に稼げますので、今の時代は結構、厳しいとは思いますよ・・・

 

そして、レギュラリーにバスキングをしていると、聞いている人も飽きる?というのもあるので、最初の頃は誰でも稼げます。(時代背景がマッチすれば)

バスカーは、連日演奏をして3年経った頃から、どんなバスカーでも売り上げを維持するのに苦労するようになります。

それ以上続けていると、何より、通行人に将来を心配されます。(笑)

 

ちなみに、イギリスの話しですが・・・

例えば、格差でいうと、バスカーは、一般社会の方からは認識されている職業?の一つですが、ミュージシャンとしての地位は最下位です。

バスカーとしての成功と、ステージや曲での成功、同じ成功でも、トップ時給のアルバイトと、社長、という差があります。

バスキングで稼ぐのは、一過性のもの、その場の生活の繋ぎとして考えた方がいいです。

 

とは言え、生活に困って生きるか死ぬかの方にはおすすめします。(極端かな)

生活に困って悩むくらいならば、外に出て演奏している方がよほど稼げますし、それで何とか暮らしていけます。

チップがゼロという日は経験上皆無です。

生きることは可能です!

そして、時と場合によっては、多少の贅沢ができるバスカーもいるかも?

 

良いこと2、ウケるから!(周りからではなく自分自身が)

 

筆者独自の目線ですみません。(笑)

これも本音。

ウケます。

 

何にウケるかというと、誰かに「ウケる」と言うわけではありません。

自分自身でウケます。(笑)自分の置かれた状況とか、目の前を歩く人たちの人間関係とか。

ただただ面白いです。

 

何時間も演奏を続けるような過酷でかなり心が折れそうになる孤独な状況で、その状況をウケて楽しめないようではバスキングはやれません。

幸せそうにイチャイチャしてるカップルを見たり、手を繋いで歩くご年配夫婦を見て幸せな気分になったり。

目の前で怒って罵声を浴びせて通り過ぎる人も、「何であんなにキレてるんだ!?」と、ウケること。

そして、見ず知らずの人に罵声を浴びせられる自分ってかわいそうだな〜!と、何者やねん!と、ウケること。

 

何万人という人が目の前で通過していくわけですから、その一瞬の目に映る人々の姿の中には、いろんなドラマが存在するわけですが、それを妄想してウケるのが、面白いですね。

全てを、友達との茶飲み話しのネタにするのです。

 

例えば、筆者の場合は、ギターケースに入るのがチップだけではなく、様々なものが入っていました。

花やメッセージという一般的なもの以外、お弁当やパン、サンドウィッチ、チョコレート、差し入れのカプチーノや、スケート場のチケット、夕飯に食べようと思っていたであろう食材や、時にはぬいぐるみや、マフラーや時計も!

ウケませんか!!?

 

そして何より、見ず知らずのバスカーに「自分が使おうと思って持っているもの」を、あげますでしょうか?

ウケるから始まり、最後にはとても感動するんですよ。

すばらしいですね。

 

良いこと3、人間との距離。人の優しさを如実に感じられる

 

良いこと2、に属しますが、やはり人間との距離感。

バスキングはステージと違い、近い!

もう、目と鼻の前を人々が通り過ぎるわけなので、時に、ぶつかるのではないか?と思ったり、逆に、通行人さんからすごく鬱陶しがられたりもします。

そんな距離なので、当然、悪い人もいれば怖い目に合うこともありますが・・

その分、優しさや愛情も感じられるわけです。

 

路上で愛想笑いする人なんかいませんから。

その人が、本当に喜んでくれたかどうか、わかります。

ですから、通行人さんが笑顔で声をかけてくれると、泣きそうになるくらい嬉しいですよ。

 

また、「悪そうな雰囲気の人」がバスキングのピッチ近くにいたりすると、他の通行人さんが「アナタ、大丈夫?」と、こちらを心配して声をかけたりしてくれます。

そういうこと、普段しますか?

普通は、他人なんか関係ないですよね。気にも留めない人の方が多いのでは。

しかし、何かこちらの様子を察して、声をかけてくれる人ってすごく多いのです。

 

 

良いこと4、街のカフェでサービスしてくれることも

 

カフェに入ってコーヒーを頼むと、サービスしてくれる時も。

「さっきバスキングしてたよね?」

そんな感じで、毎日バスキングやっていると、その周辺のお店の人に、親切にされる時があります。(笑)

ただし、ギターを背負ってる時のみ。

ギターを持ってないと、気づかれません・・・

 

良いこと5、耐久性が身に付く

 

これに限るでしょうね!

今までの例は、本当に個人的なことでしたが・・・(笑)

 

ミュージシャンであれば、ポイントはこれに限るかなと。

筆者は最長10時間バスキングしたことがあります。

当然ながら、トイレに行けないので水は飲まずに。

 

流石に10時間は、最後は頭の中真っ白でしたが。(笑)

 

しかし、それができるのは、ただの「慣れ」です。

 

バスカー達の平均時間は4時間なので、それだけ毎日やってると、持久力というか、楽器を奏でる指や腕、歌なら喉などの耐久性がつくので、長時間のレコーディングやツアーも、気構えることなく(疲れやプレッシャーを感じず)やれます。

 

ちなみに一番きついのは、サックスやフルートなどの肺活量を使う楽器や、体が楽器である歌手(弾き語り含む。ただし、マイクを使っていない人に限る)です。

演奏などによる外傷的な?痛みとは、また違った内側の疲労がきますので・・

 

ですので、喉が弱い人は一発で潰れます。

喉の弱い方は、やめた方がいいかもしれませんね・・・

屋外なので、音はどんどん逃げていきますんで、気づかないうちに相当な声量を使っています。

カラオケやスタジオで、マイクを使って歌うのとも全く違いますし、2時間のライブで、トークを入れながら歌うのとも比較になりません。

 

バスキングはノンストップです。それを毎日・・

 

喉が強い人だったり、歌い慣れている人でしたら、仮に潰れても回復したり、ペース配分しながら強靭な喉へと鍛えていくことができますが、喉が弱い方や、歌い慣れてない方ですと、バスキングで喉が潰れたら回復できない可能性もあります。

 

ですから、長時間演奏した方が耐久性がつくのでおすすめ!とは言えません。

知人のオペラ歌手のバスカーは、週に1回しかバスキングをやりませんから。

 

演奏者に対しても同じく、それぞれにペース配分があると思いますので・・

 

ただ、筆者が、それらをプラスとして考えているのも、それは自分にとってよかったことなので、個人的にご紹介したまでですので・・

 

あくまで自己責任でお願いいたします!

 

良いこと6、話題に取り上げられることも

 

これは、実のところマイナスというのが個人的な意見です。

 

しかし、日本のストリートシーンは、自己PRの場所として認識されていることも多いですよね。

プロモーション的な意味合いを持って街頭演奏している人も多いと思うので、その意味では、ポジティブでありプラス面であろうということで、付け加えました。

 

ざっくり話題と考えてみても、街の人々の間でプチ有名人になったり、フォロワーが増えたり、メッセージが届くことが増えたり、そんな感じでファンを獲得という部分もあれば、メディアなどに取り上げられる機会も増えるかもしれません。

 

筆者の場合は、バスカーと取り上げられるのが苦手だったので、マイナスとしています。

しかし、アピールを目的としている人であれば、おすすめ要素のひとつなのでご紹介しました。

 

こちらに関しては目的の問題ですね!

自己をアピールしたいのであれば、プラスですし、生活のために細々続け、本来のベクトルが他に向かっている人(他に達成したい目標がある方)であれば、下手にバスキングで注目を浴びない方が、本来の目的がやり易いかもしれません。

 

自分の場合は、一時期の「バスキングの人」みたいな印象が強かったことによって、その類の質問を受けることが多いので、せっかくバスキングの良い面も悪い面も知っているわけだから、それを紹介するのも悪くないと思い、こちらのブログに至りました。なので、これはプラス!

ただ、音楽面としては「やりすぎ」はマイナスというのが本音です。やりすぎは厳禁ですね・・多分。

 

確実に言えるのは、プラスであれマイナスであれ、毎日バスキングやっていたら嫌でも誰かの話題には上がります。

自己アピールしたい方には、毎日やること、もしくは、定期的に決まった時間は必ずやることをおすすめします。

 

良いこと7、止めるも続けるも自由

 

バスカーは組織に属しているわけではないので、止めるのも続けるのも自由です。

 

休業するのも復帰するのも自由です。

 

1ヶ月旅行行きたいな〜と思えば、行けばいいだけ。会社の許可はいりません。

 

職場はひとりなので、煩わしい人間関係もなし!

 

演奏をスタートして、20分でやめるも、2時間続けるのも自由です。

 

ただし、それが生業の人の場合、やめたら収入はゼロです。

 

自由というキーワード要素はかなり高めですので、極めてフリーダムな生活に近いとも見えます。

しかし、その自由というのは、箍が完全に外れてしまっている自由です。

 

自由に伸び伸びと羽ばたけるのは、ある程度の規制の中で自由にやること。

凧が大空を羽ばたけるのは、地上で手綱を持ってくれている人がいるからこそです。

 

ですので、例えバスキングで自由であっても、自分の目的であったり生活であったり、そこはブレずに重きを置かなければならないということと、投げ銭であるチップには税金がかかりませんが、払わなければならない税金(イギリスであればカウンシルタックスなど)は払い、生活の基盤を失ってはいけません。

「自由」ですが、自由の意味を間違えないことが大事だと思っています。

 

筆者もある意味で色々苦い経験をしましたので・・・(笑)

自由を履き違えると、それは本当の自由ではなくなることを肝に銘じた上で、フリーダムライフを目指しましょう!

 

イギリスでは?

 

イギリスでは、バスキングはミュージシャンであれば一度は通る道の一つです。

 

それを続けるかどうか、生業にするかどうかは別の話し。

バスキングと、ステージなどの仕事とは、全く別。

それらを関連づけて活動している人はいません。

 

例えば「バスキングを経験してスターになった人」は多いですが、「バスカーとしてスターになった人」はいません。

これはよく誤解されている問題ですが、「ロンドンのバスキングから有名人が生まれた」ということはなく、「有名人もロンドンでのバスキングを経験している」と言うことであり、バスキングの活動を関連づけて有名になったのとは全く違うのです。

 

例えば、日本であればストリートで人気になり、ストリート演奏(路上ライブ)を続け、ファンを増やし、メジャーデビューという道は確実に存在します。

しかし、ロンドンでバスキングをした事で人気になり、ファンを増やした・・・時点で、おそらく別の活動に移っています。(笑)バスカーという肩書で著名になった人はおらず、あくまでステップアップの一環で「バスキングやってたよ」ということなんですよね。

 

バスキングをやっていると、様々な方から声がかかります。

レコーディングやイベント出演のオファーなどの声が来ることもあります。それが正しいものかどうかは個人の正しい判断に委ねるのみですが・・・

そんな声があったなら、そしてそれが正しいチャンスならば、すかさずそのチャンスを掴み、方向転換をするのがステップアップ としての「正しいバスキング」のやり方です。それが海外のスタイル。それらの声やオファーも、バスカーとしてかかった声ではありません。

 

(再び良い声がかかるかも・・・)(チャンスが訪れるかも・・・)と、バスキングにプロモーションとしての意味を求めて固執するのは正しくなく、それでは生涯バスキングのみで過ごすことにもなりかねません。

「あくまで通行人の皆さんに演奏をお届け」というライトな気持ちで演奏をして、これに対して良いお声がかかれば、それはバスカーとしてではなく、いちミュージシャンとしての実力です。

 

「ステップアップ の場所」というのは後付けであり、ただ通行人へ向けての演奏を楽しみ、その対価として多くのチップを得ることができれば、それが自身の演奏のリアルな評価です。バスカー達は、そこを目指しています。

 

ほとんどのミュージシャンが、バスキングを経験し、そして次のステップへと進んでいるのは事実です。

皆がごく普通に、バスキングをやります。そこに敷居はありません。

 

そして、生業としてバスキングをやっている人たちは、いつか訪れるチャンスを待つという思いがあるのも事実、しかし、実情としては生活のためにやっています。

でも、それらのバスカー達のほとんどが、リリース歴のあるプロばかりですので、改めて「チャンスを!」という人よりも、開き直って仕事として行っている人が、やっぱり多いかな。

 

まとめ

 

以上、「バスキングのすすめ」でした。

すすめてるのかどうだか微妙に思える箇所もありましたが・・・(笑)

 

日本でも海外でも、一度はバスキングを体験してみることをおすすめします。

個人的な意見を除いても、バスキングには利点がたくさんありますので、また別のお話しにて、ご紹介させて頂きます。

 

最後までお読み頂き有難うございました。

 

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